【生野まつり】で「多文化カフェ」を開催しました。話して、お茶して、つながろう。



みなさん、日本に暮らす外国から来た人であれば、「英語」よりも、簡単なことばで、ゆっくり話す「日本語」の方が通じる場合が多いことを知っていますか?


今、たくさんの外国から来た人が、日本でくらしています。生野区では5人に1人が外国籍、60ヵ国以上の国から集まりくらしています。


この「多文化カフェ」では、実際に「やさしい日本語」を使っていろんな国の人との会話をしてみようという試み。
むずかしく考えず、相手の気持ちを考えて。BGMを聴きながら、お茶を飲みながら、楽しみながら。


話して、お茶して、つながろう。


このカフェは生野区役所と、ロート製薬株式会社の社内有志の「いくP」メンバー、生野区持続可能なまちづくり活動支援事業の認定を受けている「IKUNO・多文化ふらっと」のみなさんと一緒に開催です。



まずは、受付で「やさしい日本語」缶バッジ、自分の国やルーツの色シール、コミュニケーションカードをもらいます。

缶バッジは“「やさしいにほんご」話します”、“「やさしいにほんご」話してください”の二種類。
どちらでも好きな方を選べます。


自分と違う国の方と会話をすると、お互いにシールを1枚交換。
シール1枚ごとに世界のお菓子が1つもらえます!

まずはドリンクコーナーへ。


好きなお茶を飲みながら会話を楽しみましょう。
はじめは、「やさしい日本語」をきっかけにね。


香港から来て2週間という彼。はじめは照れて、なかなかコトバが出て来ない様子でしたが、
お茶を飲みながら、お互いのことをゆっくり聞いていくうちに、自然と笑顔が。

気づけば「やさしい日本語」を使って次はモンゴルの方と会話を楽しんでいました。

お菓子を食べながら、お茶をしながら、より一層会話が弾んだようです。

「世界のお菓子」からお好きなものをどうぞ!

中国のお母さんが日本のこどもたちに中国語で絵本を読んでくれました。
となりでやさしい日本語で同時通訳するのは、ベトナムの方。

同じ絵本でも「言語の違い」にこどもたちも興味津々です。

こちらはベトナムの方と韓国から来た留学生。
初対面ですが、すっかり打ち解けて話し込んでいるようです。

今度は日本の方とインドネシアの方が。
身振り手振りも加えて。相手により伝わりやすいように。



100枚用意したコミュニケーションカードも13時前には全部なくなってしまいました。
その後もカードなしで参加してもらい、飲み物とお菓子を楽しんでもらえました。
もはやルールはなく、ただ、みなさん好きなように会話を楽しんでくれました。
カフェでお茶するように。

来てくれたみなさんが「やさしい日本語」をきっかけに、
話して、お茶して、笑顔になった素敵な時間でした。

みなさんも学校や職場で、日常生活や災害時に、さまざまな場面で、
相手にあわせてやさしい気持ちで「やさしい日本語」を使ってみませんか?





■生野区「やさしい日本語から、つながろう」ホームページ
https://www.city.osaka.lg.jp/ikuno/page/0000448076.html



■ 生野区「多文化カフェ」(2018年7月29日開催)のブログはこちら
https://team-ikumin.blogspot.com/2018/10/blog-post_18.html
区民をはじめ、行政、NPO、学識経験者など、国籍やルーツ、年齢を問わず、多様な22名の方々が集まって意見交換をしました。



■ 「Tatami Talk」(2018年12月9日開催)のブログはこちら
今回の「多文化カフェ」はこの「Tatami Talk」のミニバージョンでした。
https://team-ikumin.blogspot.com/2019/02/tatami-talk.html
「ベトナム語版」
http://team-ikumin.blogspot.com/2019/02/tatami-talk-Vietnam.html





人気の投稿