やさしい日本語でつながろう「広報いくの」バックナンバー 2020年2月号
特集
「やさしい日本語」から、つながろう
- ▶ 「やさしい日本語」に言い換えてみよう
- ▶ 「やさしい日本語」のポイント
- ▶ 「やさしい日本語」はこうして生まれました
- ▶ 生野区の取り組み 「やさしい日本語から、つながろう」
- ▶ 「やさしい日本語」から、まちの人たちのつながりの輪が広がっています
- ▶ やさしい日本語協力店【葉菜茶】橋詰さん
- ▶ やさしい日本語協力店【紫金城】山本さん
-
▶ やさしい日本語協力医療機関
【生野区医師会】谷本会長 【生野区歯科医師会】山田会長 【生野区薬剤師会】田中会長 - ▶ 【来日して4ヶ月】ディン ウェイ ジンさん
- ▶ 【来日して9年目】グエン リンさん
- ▶ 「やさしい日本語協力店」って?
INDEX
「やさしい日本語」に言い換えてみよう
普通の日本語
やさしい日本語
普通の日本語
ご出身はどちら?
➡
やさしい日本語
どこの国から来ましたか?
普通の日本語
飲食 は ご遠慮ください
➡
やさしい日本語
ここで 飲むこと は できません
ここで 食べること は できません
普通の日本語
地下鉄は 運転を見合わせています
➡
やさしい日本語
地下鉄は いま動いていません
普通の日本語
メモをとって ください
➡
やさしい日本語
書いて ください
普通の日本語
直ちに避難 してください!
➡
やさしい日本語
早く逃げて ください!
「やさしい日本語」のポイント
1
▶
ゆっくり話す
2
▶
短く区切って話す
3
▶
簡単な言葉に言い換える
4
▶
カタカナ外来語はできるだけ使わない
5
▶
具体的に伝える
6
▶
方言をできるだけ使わない
これだけで普段話す「普通の日本語」に比べると、とても伝わりやすく会話ができます。
「やさしい日本語」はこうして生まれました
「やさしい日本語」は、普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。
1995年の阪神・淡路大震災では、日本にいた多くの外国人も被害を受けました。
日本語も英語も十分に理解できず必要な情報を受け取ることができなかった人もいました。
そこで考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。
1995年の阪神・淡路大震災では、日本にいた多くの外国人も被害を受けました。
日本語も英語も十分に理解できず必要な情報を受け取ることができなかった人もいました。
そこで考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。
生野区の取り組み 「やさしい日本語から、つながろう」
生野区役所では、災害時だけでなく日常の中で「やさしい日本語」を使って、「やさしい
日本語」から始まる新たなコミュニティづくり「やさしい日本語から、つながろう」という取り組みを進めています。まちの中で「やさしい日本語」を通じて、人と人とのつながりが広がっていくことをめざしています。
「やさしい日本語」は、「易しい日本語」であると同時に、「優しい日本語」です。「やさしい日本語」に正解はありません。あなたも、相手にあわせて優しい気持ちで「やさしい日本語」を話してみませんか?
「やさしい日本語」は、「易しい日本語」であると同時に、「優しい日本語」です。「やさしい日本語」に正解はありません。あなたも、相手にあわせて優しい気持ちで「やさしい日本語」を話してみませんか?
▶
「やさしい日本語」から、つながろう」くわしくは
「やさしい日本語」から、まちの人たちの
つながりの輪が広がっています
つながりの輪が広がっています
「ことばのキャッチボールを楽しんでます」
やさしい日本語協力店
「葉菜茶」(はなちゃ)
橋詰さん
和をモチーフにしたお店には、外国の方もたくさん来られます。はじめは英語のメニュー表を作っていたんです。でも、やめました。「やさしい日本語」で話していると、時間はかかるけれど、その分、伝わった時お互いホントにうれしくて、楽しいから。こんな風に、ことばのキャッチボールを一緒に楽しめるお店でありたいと思います。
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「やさしい気持ちをのせて」
やさしい日本語協力店
「紫金城」(しきんじょう)
山本さん
お店には近所に住む外国の方がたくさん来てくれるんです。中には、あまりうまく日本語が話せない方もいますが、「笑顔」に「やさしい気持ち」をのせて接することが大切だと思っています。これからも安心して気軽に来てもらえるお店でありたいと思っています。
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「やさしい医療機関でありたい」
やさしい日本語協力医療機関
生野区医師会
谷本 会長
生野区歯科医師会
山田 会長
生野区薬剤師会
田中 会長
病院でも、歯科でも、薬局でも、最近は特に、たくさんの外国籍の方がお見えになります。体のどこか具合が悪い時、ゆううつな気持ちになります。ましてや、日本語が堪能でない方は、うまく症状が伝えられるのか、症状に合った薬がもらえるのか、大きな不安を抱えながら来られます。そんな時、あたたかく迎え入れ、やさしい気持ちで接し、しっかりと話を聞いてくれる人がいるならば、どんなに心強いことでしょう。私たちは、全ての人にとって、信頼を寄せてもらえる“やさしい医療機関”でありたいと思っています。
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「通じあえた!」
来日して4ヶ月
香港から来た
ディン ウェイ ジンさん (TING WAI CHUN)
日本のマンガやドラマが好きで、日本語を自分で勉強して去年の10月に来日しました。自分の日本語のレベルでやっていけるのか不安と期待でいっぱいでした。でも、ゆっくりで、簡単な言葉だったら、いろんな人と会話ができて通じあえるんです。日本で、これからも暮らして行きたいから、日本語の勉強をがんばっていきたいです。
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「気持ちがうれしい」
来日して9年目
ベトナムから来た
グエン リンさん (Nguyen Linh)
今、4歳の娘がいます。保育園に通いだしたころ、運動会の案内をもらって帰ってきたんです。「運動会」ってそもそもどんなものなのか、全然イメージができなかったです。他にも、「三角巾」を持ってくるようおたよりをもらったときも困りました。そんな時、保育園の先生方やお母さん方が、いろいろとやさしく丁寧に教えてくれました。三角巾なら、「頭にくくりつける三角の白い布のことで、料理するときにつけるんだよ」って。どこのお店で買えるのかも教えてくれたりしたのが、本当に助かりました。みなさんの親切な気持ちがうれしいです。
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「やさしい日本語協力店」って?
「やさしい日本語協力店」は、「やさしい日本語」で広がる、コミュニケーションの輪に、積極的に関わってくれるお店や病院などです。趣旨に賛同いただいたお店等には、店頭に掲示いただくステッカーをお渡ししています。
このステッカーが目印
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問合せ
区役所企画総務課 4階45番
☎ 06-6715-9683
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