IKUNO×グローバル5月号 内モンゴル自治区(中国)

孫 秀燕(ソン シュウエン)さん
内モンゴル自治区出身(中国)。中国の大学で2年日本語を学び、2003年に三重県の大学に留学。卒業後は大阪で勤め、中国出身の夫と出会い、結婚を機に生野へ。現在、在宅で仕事をしながら6才の息子さんの子育て奮闘中。家では中国語と日本語が飛び交う。

【故郷はどんなところ?】
モンゴルって言うとゲルの遊牧生活を思われがちなんですが、私の家は中心市街地にあってマンションでした。でも、街から草原まで近くて、窓から眺める景色は壮大!ゆるやかな山々と見わたす限りの大草原なんです。小さい頃はよくこどもだけで草原まで遊びに行きました。虫がたくさんいて、空が近くて、星もたくさんで、自然いっぱいでした。あと、羊肉をよく食べるんですが、なんと朝から食べます。昼間から白酒(バイジュウ)という度数の高い蒸留酒を飲む人もいて。寒い時は-47℃まで冷えるから温まるためかな。友達が集まったら、その場で歌って踊って、陽気な人が多いです。今では毎年たくさんの観光客が来る観光地なんですよ。


ゲルと大草原


【生野での暮らしはどう?】
住むなら生野がいいよって友だちにも宣伝しちゃうくらい気に入ってます。天王寺や難波にもすぐ行けるし、周りの人も親切。近所のお花屋さんも「こんにちは」「こんばんは」って毎日声を掛けてくれて元気が出ます。内モンゴルは多民族ですが、生野も多くの国籍の人が住んでますよね。以前、家族で行った区内のイベントでは、中国や日本の方に声を掛けてお友達になれたんです!日本語でも中国語でも友達としゃべれる機会があって嬉しいです。これからもずっと暮らしたいな。

伝統衣装で

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