いくのdeリノベ11月号 「生野のまちが好き」そんな人がふらっと集まり、何かがはじまる場所


ここは「てんぷらー」。戦後から70年間、ここが地元で愛されてきた「てんぷら屋」だったから、という理由で名付けられた。
林寺3丁目バス停すぐの4軒長屋の角地で、生野が好きな人がふらりと集まり、「こんなことしてみたい」、「こんなことならできるよ」、「これとこれ合わせたらおもしろいんじゃない?」そんな風に想いを語り合い、それがカタチとなっていく、そんな場所になってほしい、そう話すのは「一般社団法人いくのもり」の代表、木村さん。(写真下)


看板は、区内ものづくり企業「BIG ONES(ビッグワンズ)」さんが作ったもの。
BIG ONESさんは広報いくの(2019年2月号)の「ピックアップものづくり百景」でも紹介させていただいています。

「いくのもり」、その名前は、「生野を守る、生野を盛り上げる、生野の森のような包容力」から。「生野区のなつかしい未来をつくる」、それは「いくのもり」が想い描き、みんなですすめるこれからの生野のまちづくり。これからのこども達へのバトンパス。

イベントやライブ、会議などにも活用可能。

チャップリンをこよなく愛す木村さん。
部屋の壁には木村さんが描いたチャップリンの絵がたくさん!

この空間のリノベーションは、壊れたところを直すだけの必要最小限にとどめたそう。古い土間の壁を白く塗ったのは、総勢41名のこどもから大人まで。フェイスブックでイベントを告知すると集まってくれた人たち。中にある家具や電化製品から小物まで、ほとんどすべてのものが、厚意で寄せられたもの。少しずつの想いがカタチになってきた。建築当時の面影を留める外観、木枠のガラス扉と長年の時間を感じる濃い飴色の柱が迎える空間は、どこかなつかしくて新しい。
これからここで何が生まれていくのか、気になる方は、ぜひ訪れてほしい。

令和元年7月17日、「てんぷらー」のオープニングイベントとして土間の壁を塗りました。


こどもも大人も、みんな真剣!




ここで、「てんぷらー」で行われたイベントをちょっと紹介。

「夕暮れアコーディオンライブinてんぷらー」9月7日(土)

イベントのチラシ

昭和レトロな雰囲気の「てんぷらー」にぴったりなアコーディオンのどこか懐かしい音色を楽しみながら、地域の皆さんと歌ったりお話ししたりして、秋の夜長を過ごしたそう。
これからも、地域の人がゆったりと楽しめるイベントを企画していきたいとのことなので、楽しみですね♪



てんぷらーを活動拠点に「一般社団法人いくのもり」が誕生!

生野区では、官民で連携してシティプロモーションを進めていくため、平成30年3月から9回の「生野区シティプロモーションオープン会議」を開催。令和元年6月に、この活動を持続可能なものにするため、民間からの参加者により「一般社団法人いくのもり」が設立されました。
(平成30年3月に行われた第1回目の会議の様子はこちらでレポートしています。)

さらに令和元年8月には、生野区は一般社団法人生野守人、街の魅力の「情報発信」分野で業務連携協定を結び、相互の連携強化を図ることで生野区の一層のシティプロモーションを推進していくことになりました。

協定締結式の様子
(左:山口生野区長、右:いくのもりメンバーの方々)

一般社団法人いくのもりが運営する地域情報サイト「いくのぐらしドットコム」にて、まちの魅力発信中!

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