Cブロック地域人権講座の「やさしい日本語」講座に行ってきました





9月6日(木曜日)の19時から、Cブロック地域人権講座の「やさしい日本語」講座に行ってきました。
(場所 小路会館・小路老人憩の家)

講師はNPO法人多言語センターFACIL 事務局長 李 裕美 先生です。

NPO法人多言語センターFACILとは・・・
神戸市長田区にあります。
1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区。日本語のわからない外国人被災者のために、避難情報を多言語で翻訳し避難所に掲示するなどのボランティア活動がルーツの団体です。


まずは、「やさしい日本語」の事例やポイントを教わります。


やさしい日本語のポイントは、「焦らない」とか「想像力を働かせる」とか「相手の反応を見ながら、ゆっくり区切って話す」などで、相手のことを思いやって話すことだそうです。

「やさしい日本語」チェックリストの一例としては、次の通りです。
・不用意に、カタカナ外来語を使わない
・西暦で書く
・分かち書きをする
 分かち書きとは、区切って書くことです。
 例)「今からやさしい日本語の説明をします」
            ↓
   「今(いま)から やさしい日本語(にほんご)の 説明(せつめい)を します」
   「~~ね」と、「ね」で区切るとわかりやすいとのこと。
   「今から(ね) やさしい日本語の(ね) 説明を(ね) します(ね)」



練習問題でやさしい日本語に言い換えていきます。



最後に実践編です。

グループで協力して、チラシを「やさしい日本語」に言い換えましょう!



コツは削ることだそうです。
みなさん、考えながら口に出して言ってみるのを繰り返します。

「難しいもんやね。」

「『!』もルビ要るんちゃうの?」 「『!』自体があかんやろ?」

12時の変換にも苦戦・・・。

「ベッタン」の言い換えにも苦戦します。
「難しいわ~」「ベッタンはベッタンしか言われへんやろ」と大盛り上がりです。


そして、もうちょっと時間が欲しいと思いながらも発表の時間です。

1グループ目の発表
2グループ目の発表




先生によると、日時などについては、
日時 → いつ?
場所 → どこ?
内容 → なにするの? + 写真
とシンプルに言い換えても良いとのことでした。

相手のことを考えて言い換えることが大事で、正解はないそうです。


最後の質問タイムでも、たくさんの質問が飛び交い、みなさん熱心に受講しました。



(共催)生野区人権啓発推進員連絡会
            生野区役所地域まちづくり課

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