【体験レポート】オランダ・北欧の教育から学んでみよう!

体験レポート第2弾は・・・

「子どもがよく生きる」ってどういうこと?第2弾(2018.08.11開催 @クロスベイス事務局)です!

イベントの名称通り、2度目の開催となる今回は、海外の教育事情から「子どもがよく生きる」について考えるというもの。

イベントは・・・
こんな感じの3部仕立てです。

 テーマに関するお話
 ゲスト3人でのパネルディスカッション
 参加者みんなでテーマについて話し合う



 テーマに関するお話「オランダ・北欧の教育」
お話いただいたのは、教育コーディネータ-の武田緑さん。

各国の教育手法を紹介いただきました。共通していたのは、子どもたちが自分の気持ちを表現し、自分の考えを導き出す土壌作りに取り組んでいたこと。そのために、子どもたちの自由を最大限に尊重し、“今を楽しむ”ための工夫が施されていること。
例えば、大自然に触れ、自分のしたいことを思う存分にする「森の幼稚園」。学習計画を自分で立て、それをもとに取り組む「イエナプランスクール」など。
また、教室は子どもたちそれぞれの性格にあったスタイルで取り組めるよう配慮され、子どもたちは学校内の好きな場所で、好きな格好で「学び」と向き合っています。


そういった環境で存分に自己形成しながら、自分が生きていくうえで不可欠な家族や友人といった「他者」を認識させる。さらには、地域や学校といった「社会」の在り方と広げていく。
北欧では、そんな段階を踏んだいわゆる学習プログラムが、独自に整備されているようです。

 ゲスト3人でのパネルディスカッション


1人目は、生野区出身、現在も区内で子育て中の
中峯佳代子さん。区内の子育て情報の発信や子育てイベント
企画といった、子育て層対象にした地域活動
されている「いくすく子ネクト」のメンバーの一人。


2人目は、同じく区内で子育てをされている
白凛さん。生野区で暮らしながら東大博士生として
論文と格闘する毎日なのだとか。主に在日朝鮮人美術
その歴史に関する研究をされているそう。



武田さんと、子育て世帯真っ盛りな2人のゲストを加えたパネルディスカッションは、母として、そして生野区に暮らす者としてのリアルな意見。
オランダ・北欧の教育方針の着眼点や整えられた環境を素晴らしいと思う反面、日本で、生野区で、すぐ取り入れられるかといった点で感じる疑問はある。好きな場所、好きな格好で学んで良いとする授業環境が日本で受け入れられるのか。
海外の取組を素晴らしいと評価する一方で生まれた葛藤は、会場の皆が感じていた様子。


 参加者みんなでテーマについて話し合う

さきほどのパネルディスカッション同様、海外の手法の良さを認識しつつ、生野区での実施となると葛藤が…
参加者から挙げられる意見は本当にさまざま。
ですが、総じて言えるのは、それらは全て未来を担う子どもたちを一心に思う気持ちだということ。未来のために正しく導きたいと思う大人としての責任感。
“子どもは宝”の理念でつながっていきたい」そう締めくくられました。


第3弾となる次回は、「学校でできないなら地域でできることを考えよう!」ということで、子どもたちの今を考えたイベントを考えるそうです。
どんなイベントが企画されるか楽しみですね。

次回ぜひ参加したい!という方はこちらからお尋ねください。

NPO法人 クロスベイス事務局
(URL https://www.cross-base.org/

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