新生!区政会議~わがまち・わがごとの意見交換~


 みなさん、こんにちは!
生野区長の山口です。秋も深まり、寒くなってきましたね。

 10月22日の衆議院選挙で生野まつりが中止になったり、選挙当日は台風が直撃したりと臨機応変さを求められました。

 開票時には、大和川と平野川の水位をリアルタイムで確認し、緊張感を持って体制を組んでいました。潮の満ち引きの加減で水位が下がるという予測通りに推移し、生野区では避難指示まで至らずに済みました。

 選挙のような大きなイベントと災害が重なることは今後も予想されので、大阪市全体でも区でも、課題整理と対策の見直しを図っています。

 同時に、選挙事務は初体験ですが、正確にスピーディに行うための工夫や職員のチームプレーを感心しながら見ていました。



選挙啓発キャラクター「せんきょん」とも初対面!


 選挙管理委員や立会人の皆様、職員のがんばりで無事に選挙を終えることができました。ありがとうございました!

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 選挙の翌日には、巽小学校で「アクティブ租税教室~まちの未来を考えよう!~」という授業を生野税務署からの依頼でやらせてもらいました。

 6年生を前に、久しぶりの授業!まずは消費税の話から税金の種類、使い道について説明しました。私たちの暮らしは税金に支えられていますし、選挙は「税金の使い道をこの人たちに任せよう」と決める機会でもあります。

 また、生野区の課題である「少子化」「一人暮らしのお年寄りが多い」「空き家が多い」ことを説明し、特徴である外国人やものづくり企業の多さを取り上げながら子どもや若い人が増えて、お年寄りも安心して暮らせるまち」について、考えてもらいました。

J:COMニュースでも紹介してもらいました
 
 子どもらしい率直な意見との掛け合いも楽しく、最後には区長として「パブリック・マインド(公共精神)を持った人になってほしい」という想いを伝え、真剣に子ども達に向き合いました。

 落ちているゴミを拾う、気にかけてあいさつをする、自転車の乗り方・止め方ひとつでも「公共精神」があるかないかで行動が変わります。大人が、まずお手本にならなければと思います。
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 そこで!
 てってれーーー!!
ドッキリ大成功!……ではありません(笑)

 大阪府交通対策協議会が中心となり11月は「自転車マナーアップ強化月間」として取り組んでいます。

 私も商店街での自転車マナーがいつも気になっているので、事故が多いこともあり、お願いして啓発プラカードを作ってもらいました。前からも後ろからも読めるように両面仕様です。

 さっそく、生野本通商店街での啓発活動に持っていきました。警察署長や商店街のみなさん、アームレスリング世界一の足利紫津子さん、そして大池中学校バスケ部のみなさんと一緒に啓発キャンペーンを行いました。


子どもたちの声かけが効果的でした!

 商店街は基本的に、歩行者優先です。そして、パッと避けることのできない高齢の方が多く歩いており、事故も起こっています。

 自転車は降りてゆっくり押して、買い物も合わせて楽しんでもらえると嬉しいです。お急ぎの時用の別ルートを見つけることも、合わせてお願いします。

 中学生がこうして啓発に関わることで、まさにパブリックマインドを発揮してどう社会やまちに関わるべきか」を体験してもらえます。啓発活動を通じて感じたことを、大人になっても続けてほしいと願います。

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 さて、本当に秋はイベントやいろんな会へのお呼ばれが多く、土日もあちこち出かけています。一方で、生野区の今後を考え方向性を示す「生野区将来ビジョン」や次年度予算、運営方針の策定にも取りかかっています。

 11月15日の夜には、生野区区政会議の全体会を開催しました。「くらしの安全・安心部会」「子どもの未来部会」「まちの未来部会」の3つの部会での議論を報告し、生野区将来ビジョンの素案について話し合っていただきました。

 
全体会の様子、外部の有識者も入って「生野の未来」を共に考えました


 今回は委員の改選もあり、部会の構成を変えたり、大学の先生に入っていただいてファシリテートをお願いしたこともあって、委員同士での「わがまち・わがごと」意識に基づいた意見交換が多くどの部会も有意義な意見を出していただきました。

 最後の挨拶でもお話しましたが、中でも子ども未来部会の伊藤委員の言葉は名言で、聞いていてぐっと胸が熱くなりました。

 「これからの子どもは、地域の大人が、言葉は悪いかもしれないけど『くちゃくちゃにして』構ったらなあかん、と思うんです」

 ええなぁ。

 我が子を「くちゃくちゃにして」構ってもらった親世代も、他の子を構えるように。
 そして、いっぱい構ってもらえた子どもたちが、大人になってまた地域の子ども達に同じ経験を返せるように。

 伊藤委員は、校庭開放を地域で見守って、子ども達を思いっきり遊ばせる活動をされています。その経験から、出てきた言葉でした。私も、自分の地元で子育てサロンのボランティアを続けています。我が子も地域の子も、一緒に見守る機会になっています。

 できることを、少しずつ。

 担い手不足は、どの部会でも課題として出てきました。ぜひ、生野区のメンバーとして、パブリックマインドを持った大人として、毎回でも書きますが、まちの活動に関わってもらえると嬉しいです。

 「ボランティアしたいけどどうしたらいいの?」
 「町会にできる範囲で関わるってどうやればいい?」
 「スポーツイベントなら関わりたい!」
 「定年して時間ができたから、地域活動デビューしたい」


 ……などなど、問い合わせ先がわからない時は、区役所の地域まちづくり課にご相談ください。「持ち場」を持つのは、思い立ったが吉日!新たなつながりが、自分のまちに生まれます。

 ぜひ、生野のまちへ飛び出してみてください!

 

 私たち「チーム生野」は、新しい区政会議でのご意見を踏まえ「生野区将来ビジョン」をさらに固めていきます。

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〔発信:区長・山口照美〕

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