区長コラム「児童虐待防止月間によせて~まちぐるみで子育てしよう!~」
みなさん、こんにちは。
区長の山口です。日ごろは広報紙やSNSで発信をしているので、区役所ブログに書くのは久しぶりです。
11月1日に、住民投票が終わりました。投票管理者などの投票所運営にご協力いただいた地域のみなさま、ありがとうございました。
区長の山口です。日ごろは広報紙やSNSで発信をしているので、区役所ブログに書くのは久しぶりです。
11月1日に、住民投票が終わりました。投票管理者などの投票所運営にご協力いただいた地域のみなさま、ありがとうございました。
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投票前には、選挙啓発にセンキョンと出かけました!
大阪市の形がどうあれ「セーフティネットとしての行政」を守り、社会情勢に合わせた「未来志向のまちづくり」を続けていくために、気持ちも新たに取り組んでいるところです。
その辺りは「note」というサイトで書いていますので、関心のある方はご参照ください。
今後は、増え始めている新型コロナウイルス対策に注意を払いながら(今一度、手洗い・密を避ける・マスクの徹底を!)、経済や地域活動と感染対策の両立ができるよう、みなさんと一緒に知恵を絞っていければと思っています。
さて、今回このブログでみなさんにお伝えしたいのは、11月の「児童虐待防止月間」によせてのメッセージです。
今月号の「広報いくの」の「てるてるだより」は、児童虐待のリスクは誰にでもあることを伝えたくて、私自身のこども時代について書きました。
さて、今回このブログでみなさんにお伝えしたいのは、11月の「児童虐待防止月間」によせてのメッセージです。
今月号の「広報いくの」の「てるてるだより」は、児童虐待のリスクは誰にでもあることを伝えたくて、私自身のこども時代について書きました。
児童虐待をしてしまう人は、特別でもなんでもない。もっと前の段階で「助けて」が言えてたり、こどもを預けて自分の時間が持てたりすることで、防げたことは多いはずです。しかし、行政は重大な児童虐待事案を防ぐために、日々の訪問やケアで手一杯です。「リスクが高い家庭」になる前に、「子育てしんどいねん」が言える相手がいたら。もっと使える制度や相談窓口を、知ってもらえてたら。
「予防」にも力を入れたいと思い、「生野区こども地域包括ケアシステム」の構築や「生野区まちぐるみ子育て宣言」に取り組んでいます。
繰り返し、同じような話をさせてもらっています。行政も必死でがんばっていますが、複雑な事案や命に係わるケースを優先せざるを得ないことがあり、「予防」まで手が回らないのが現状です。
それでも、この数年で重大児童虐待ゼロをめざした子育て支援の予算は増え、少しずつセーフティネットの網も広く・強くなりつつあります。ただ、あまりにも対象とすべき家庭の数が多い。特に「ちょっと気になる家庭」に、地域や各種団体や身近な人が「子育てしんどいって言ってええねんで」というメッセージを積極的に出してもらえると、ありがたいです。
- ✔ 自分が困っていることを自覚している
- ✔ 悩みを言語化(説明)できる
- ✔ 相談できる相手(つながりのある人)がいる
そもそも「助けて」が言えるというのは…
……と、前提となるスキルが要ります。そして、本当に困っている人は「何に困っているかどうかもわからない、うまく言えない」のです。
【参考】課題を抱える20代当事者の言葉
◀
何かあったら言ってね
「何か」ってナニ?
▶
◀
困ったこととか…
…
▶
困ってるかどうかも分からないのに、そんな風に言われたり、何日の何時に来てって言われたりしても行けない。
これは、若いお母さんに聞いたセリフです。行政の窓口や、民間の支援者も含めて「自分ができることは相手もできる」という前提で、次々と質問をしてしまうことがあります。
本当に困っている人は、SOSを発することも、自分がハイリスクであると自覚することも無い。その前提で、まち中の人が「気にかける」アンテナを立てて、こどもや親を見守っていただければ幸いです。
もう一度、「生野区まちぐるみ子育て宣言」を貼っておきます。多くの団体・企業のみなさんに、ポスターを掲示していただき感謝しています。
本当に困っている人は、SOSを発することも、自分がハイリスクであると自覚することも無い。その前提で、まち中の人が「気にかける」アンテナを立てて、こどもや親を見守っていただければ幸いです。
もう一度、「生野区まちぐるみ子育て宣言」を貼っておきます。多くの団体・企業のみなさんに、ポスターを掲示していただき感謝しています。
今年は新型コロナ禍で、地域にご挨拶に行く機会も少なく「まちぐるみで子育て、応援してください!」と伝える機会も激減し、少し心細く思っています。ぜひ、ひとり一人ができることを、できるだけ、少しでもお願いします。
【“まちぐるみ子育て”のためにできること】
◎養育里親になる(全然足りません!ぜひ!)
◎ファミリーサポートの提供会員になる(こちらも足りません!)
◎子育て支援ボランティアに参加する(「生野区・こども」でポータル内を検索)
あとは日常的に「笑顔であいさつ」を、こどもや子育て中の親御さんに意識していただけると、嬉しいです。あいさつを交わす中で、少しずつ会話が増えることも一つのセーフティネットです。
生野のこどもたちのために、ご協力をどうぞよろしくお願いします!
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11月21・22日に「いくのみんなの文化祭」が開催されます!
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〔発信:区長・山口照美〕
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