「いくの多文化クロッシングフェス2022/いくの万国夜市」開催されました
昨年10月30日「いくのパーク」のプレオープンイベント「いくの多文化クロッシングフェス2022/いくの万国夜市」が開催されました!
また、区内中学生が職業体験した区内ものづくり企業11社が連携して、学生によるワークショップやゲームコーナーも行われました。
ワークショップでは、区内ものづくり企業の社長さんたちが、お客さんに教える学生さんたちを、傍らで、やさしいまなざしで様子をみていたのが印象的でした。またゲームコーナーでは、「生野ものづくり百景」でも紹介しています「紡織機器バネ工業株式会社」さんのHPでも、その時の様子が紹介されており、職業体験からこのイベントにつながる関係を見ることができ、うれしくなりました。
区内中学校を卒業した生徒さん有志による会場全体を使った体験型謎解きゲーム。大学生と留学生による体育館での防災ゲーム大会。多目的室では、韓国大阪青年会議所さんが実施するe-スポーツ大会と「生野区持続可能なまちづくり活動支援事業」にも認定されている「生野長屋大学ぽんぽこキャンパス」さんの世界のボードゲーム大会の共演というデジタルとリアルなゲーム大会があったりと、会場は盛りだくさんでした。
また、当日のボランティアスタッフは、中学生、高校生、大学生、留学生、NPOスタッフや様々な企業の大人たちなど含め、300人。スタッフは皆、黄色いマスクと胸に「やさしい日本語」の缶バッジをつけて、たくさんのお客さんを迎えていました。
会場では、コロナ禍でなかなか会えなかった方々と再会でき、「まちの同窓会やな」と声をかけていただいいたことがとても印象に残っています。会場には多世代、多国籍な多くの方々があつまりとなり、どこかごちゃ混ぜ、カオスな感じもしましたが、そこに漂う空気とひとの気持ちは、とてもやさしいものだったと思います。
いくのパークは、様々なコンテンツが順次オープンしています。
教室のひとつは、地域の子ども達が集まる場所、学習支援教室が開催され、そこでは、日本、中国、ベトナム、フィリピンの子どもたちが一緒の空間で学んでいます。
また、その下の図書室ですが、大阪府産の木材を使ってリノベーションを行い、地域の子どもから大人まで自由に楽しめる図書館としてリニューアルされています。
講堂は、体育館の雰囲気そのままに、バスケットスクールが開講されています。
今回はプレイベントですが、今後、施設が本格オープンした際にも、この「いくの多文化クロッシングフェス」、「いくの万国夜市」という、食と文化を楽しめるイベントを通じて出会いと交流の場として、また相談援助や日本語・母語教室などを行う多文化共生センターが運営される予定です。
生野区は住民のおよそ5人に1人が外国籍という2020年の国勢調査では全国の市町村の中で最も外国籍人口比率が高い地域でした。韓国・朝鮮籍の方が約76%、次いで中国籍の方が11%、そして次にベトナム籍の方がここ近年増加しており、8%となって、今は約60ケ国もの外国籍の方々が暮らす、まさにグローバルタウンです。
異なる文化を持つ人々が住む生野だからこそ、個性が交わり合ったとき、他のまちにはない大きな魅力的な場所になると思います。
「いくのパーク」が、今後、様々な文化や背景をもった人たちが、集まり、楽しむ、そして人が出会って交流する場になればと期待しています。
生野区では「生野区西部地域の学校跡地を核としたまちづくり構想」に基づき、学校再編後の地域活性化にむけた学校跡地の活用事業者を公募してきましたが、御幸森小学校に続き、生野小学校・林寺小学校・生野南小学校の各跡地でそれぞれを活用いただく事業者が決定しました。
生野小学校跡地では、グローバル・インディアン・エデュケーション株式会社が事業者となり、「ワン・ワールド・インターナショナルスクール」を運営されます。
林寺小学校跡地では、株式会社バハールエデュケーションが事業者となり、「アブロードインターナショナルスクール大阪校」を運営されます。
新たにインターナショナルスクール2校、生野区で開校する事になり注目を集めています。
生野南小学校跡地では、学校法人岡崎学園が事業者となり、大阪府公認の通信制高校である「東朋学園高等学校」の分校を運営されます。
いずれの事業者も、地域への貢献や、地域との交流・連携を目指されており、跡地活用を契機に特色豊かなまちづくりが一層進むことを期待しています。
今後とも、公民地域と連携し、多文化共生の取り組みをすすめて参ります。