IKUNO×グローバル 4月号 ミャンマー

THET WAI OO(テット・ワイ・オー)さん
ミャンマー出身。学生。高校卒業後、ヤンゴンで衣料品店を営む父の仕事を手伝いながら、日本語を勉強し、昨年4月に生野へ。電気工事士になる夢に向かい、現在、日本語学校で勉強中。


-故郷はどんなまち?
400人くらいが暮らしている村で、一面田んぼが広がっています。収穫の時期には稲穂でいっぱいになるんですよ。親戚もたくさん住んでいて、みんな顔見知り。村には菩提樹があるお寺があって、そこで毎月いろんなお祭りをするんですよ。その日は、いつもお寺に村中の人が集まります。春には、その菩提樹に水をあげるお祭りがあるんです。そんなところに、高校卒業するまで暮していました。ミャンマーでは、みんなバイクに乗っていて、日本のバイクが有名なんですよ。僕も憧れていました。それでかな、高校の時くらいから日本に行きたいなって思うようになりました。


-生野に来てどう?
驚いたのは年配の人が元気なところ。それにみんな気さくで。学校で地域の行事に参加したとき、そこで出会ったおじいさんが、僕に日本語上達のコツを教えてくれました。いっぱい会話を聞くことだって。知り合いもまだ少ないので、ドラマとかテレビ番組をいっぱい見て勉強しています。今ではだいたい話している内容を聞き取れるようになりました。これから電気工事の技術を学んで、いつか僕の故郷の村でみんなの役に立ちたいな。

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