生野区独自の取り組み『ご近‶助″パワフルサポート事業』の現場を取材してきました!
南向きの大きな窓からあたたかい日差しが差し込むマンションの一室。
上村さんは、住んでいた平屋の家が台風の被害にあったことから、昨年の12月にこちらへ引っ越してこられました。
生野区社協の「ご近‶助″パワフルサポート事業」(以下、ごきサポ)(※参照)を利用し、身の回りの荷物を詰める作業を手伝ってもらうことにしたそうです。
ごきサポとは、ちょっとした困りごとや悩みにお困りの方と、お手伝いをしたいというボランティアさんとをつなぐしくみです。
ボランティアの武藤さん(左)、福祉コーディネーターの植村さん(真ん中)、依頼者の上村さん(右) |
取材者を優しく迎えてくれた上村さん。 毎日の散歩や、週に1回の百歳体操と、外に出ることも楽しんでおられます。 |
この日も、引っ越しの時も、上村さんのお手伝いをしてくれたのは、ごきサポでボランティア登録されている武藤さん。
お二人が仲よさそうにお話される様子は、とても和やかです。というのも、お二人は同い年で、初対面のときから意気投合し、すぐに仲良くなったのだそうです。
ワックスがけを軽快にされていた武藤さんですが、以前、ひざの手術をされ、ご自身でできないことは、ごきサポに頼んだ経験があります。
自転車にも乗れるくらいまで回復した時、自分がしてもらったことをお返ししたいという気持ちから、ごきサポのボランティアに登録されたそうです。
自転車にも乗れるくらいまで回復した時、自分がしてもらったことをお返ししたいという気持ちから、ごきサポのボランティアに登録されたそうです。
ごきサポで、お手伝いを依頼する人と、ボランティアさんを結びつける役割を担うのが、各地域の福祉コーディネーターさんです。地域の方のお困りごとを的確に判断し、必要な支援につなげてくれます。
生野地区を担当する植村さんもそのお一人。生野会館で週3日、相談を受けておられます。
今回、付き添いをしてくれた社会福祉協議会の篠崎さん(左)。
「ふれあい喫茶の日、カレンダーに書いとこか?」と上村さんにお声掛けされていました。 きめ細やかな気配りが、地域活動への参加に繋がり、地域同士の助け合いの輪に繋がっていきます。 |
会館では、ふれあい喫茶や100歳体操、季節のイベントなどが開催されています。植村さんは、地域の方にこのようなイベントへの参加を促すことも多いそう。
「100歳体操など、登録制の場合、しばらく休んでいる方がいたりすると、民生委員さんや女性部長さんと連携し、ご本人を尋ねたりと、地域での見守りができるんです。」と教えてくれました。
「100歳体操など、登録制の場合、しばらく休んでいる方がいたりすると、民生委員さんや女性部長さんと連携し、ご本人を尋ねたりと、地域での見守りができるんです。」と教えてくれました。
皆さんは、生活する上で困っていることはないですか?
あるいは、ご近所で困っている方はいませんか?
ご近所同士で助け合う、そんな「ご近”助”パワフルサポート」事業をぜひ活用ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※「ご近‶助″パワフルサポート事業」
ちょっとした困りごとや悩みにお困りの方と、お手伝いをしたいというボランティアさんとをつなぐしくみです。福祉コーディネーターさんが依頼者とボランティアを結びつけてくれます。依頼する方もボランティアも年齢制限はありません。
<お手伝いの内容例>
・入院や不在時の植木の水やり
・出産前後等のお買い物
・高いところの電球の交換
・ボタン付け、洋服の寸法直し
・片付けのお手伝い
・掃除 など
★各地域の福祉コーディネーターさんまでお気軽に問い合わせください。
http://ikunoku-shakyo.jp/jigyo/gokinjo
(このサイトには、各地域の福祉コーディネーターさんのお名前や連絡先などが載っています。)
★ボランティアの方の募集もしています。
お問い合わせは、
生野区社会福祉協議会(地域支援担当)まで
TEL:06-6712-3101