IKUNO×グローバル3月号 韓国

お店の前で息子さんと。
お二人はとても仲が良い。
文 春玉(ムン・チュンオク)さん
韓国 全羅南道(チョルラナムド)出身。
約30年前に歌手をめざし東京へ。その後、大阪へ移り日本人の夫と結婚。飲食店を経営してきたが、昨年末より、息子さんが経営する桃谷商店街内のお店「とんさま」で韓国料理に腕を振るう日々。



海鮮チヂミ

キンパ

ユッケジャン定食
息子さんによると、文さんは、ホンオフェという発酵したエイの刺身が好きなんだそう。文さんの郷土料理で、お祝いの席でよく出されるのだそう。
だけど、ホンオフェの強烈な刺激臭で、日本では好んで食べられないため、文さんのお店でも出してないし、ほかの韓国料理店でもめったにお目にかかれないのだとか。


大阪弁にびっくり!
東京から大阪に来た時、周りの人の言葉が日本語じゃない別の言葉みたいに聞こえて、全然わからなかったんです。たとえば、「ほんまに?」。いろんな言い方がありますよね。語尾を上げるか下げるかで意味合いも変わってくるから、「心配している」のか、「怒っている」のかが分からなくて。ほんまに大変でした。


鶴橋市場は故郷みたい
大阪に来て、初めて鶴橋市場に行ったとき、韓国にいたときと同じ光景があったんです。韓国語が通じて、キムチ作ってる人がいて、韓国食材がいっぱいあって。言葉がわからない中での子育ては、不安だし大変なことばかりだったけど、ここに来ると故郷に戻ったみたいで、ほんとに嬉しい気持ちになりました。

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