IKUNO×グローバル 5月号 韓国
IKUNO×グローバル
金 昌鏞(Kim Changyong/キム チャンヨン)さん
韓国出身。母国で経営学を学んだのちに22歳で来日。大学院進学ののち貿易会社に就職し、会社経営、建国学校で民族教育にも携わるなど多様な経験を経て、現在は介護職。妻と娘2人の4人家族。
Q,生野区の住み心地は?
とても住みやすいまちだと思います。坂があまりないので自転車でどこでも行けるし、必要なものは近所で何でも揃います。コリアタウンにもよく行きますよ。
Q.金さんにとって生野区とは?
生野区は韓国・朝鮮、中国、ベトナム、タイ・・・と本当に色々な国の方がいる。様々なルーツを持つ人々が交わる地域、ありのままの自分で住める場所です。昔ながらの町並みが残っているのでご近所さんともほどよい距離感で、料理のいい匂いで晩ご飯がなんとなくわかったり(笑)。逆に、体調を崩した時などは周りが気づくことができ、安心して暮らせる。日々の生活の中で自然につながりあえています。今私が携わっている介護業界の「地域包括サービス」にもつながる関係性が生きている地域です。
国籍にかかわらず、同じまちに住む人々は「自分のまちをつくる」仲間。互いに手をたずさえれば温もりも伝わります。自分の文化を大切にし、相手の文化を認める社会になってほしい。生野区はそれができるまちだと思います。
〔奥様の育てた草花に囲まれ、温もりにあふれる笑顔の金さん〕 |